夕日の色は茜色
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都市内を走り抜き、城とは反対側の端まできた。 とりあえず持っていた短刀でお互いの手首の縄を切る。 もうこれ以上は逃げられない。すぐ背後はもう足場がない。落ちれば確実に死ぬだろう。 彼女と僕はもう限界だった。仕方なくその場に座り込む。 お互い呼吸が荒く喋ることはできない。彼女の手を強く握る。 そして聞こえてくる鉄がぶつかり合う音。甲冑の音だろう。 ボクは打開策を考える。
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