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「避けろ!!」
また私が叫びます。
米軍は懲りずに何度も何度も爆弾を投げます。
不思議なことに、爆弾が車のボディに当たっても傷がついたくらいでした。
しかし、不意に車のスピードが落ちました。
どこかのタイヤが、パンクしたようです。
しばらく走り、車は止まりました。
米軍に包囲されたようです。
『open,open!』
米軍の一人が助手席の窓をノックしてきました。
『タイチョー、タイチョー。』
片言で私たちに話しかけます。
この隊を受け持っていたのは私だったので、私が車から降りました。
私を呼んだ米軍以外は銃を構えています。
私は、隊員が銃を構えるのを制し、両手をゆっくり挙げ、米軍へと近づいて行きました。
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