影男

怖い物知らず

「……………本当に出るのか！？どうせ、大人が作ったウソ話だ！僕が、ウソだと、暴いてやる！！」

1人の、男子生徒は、息を荒くし、問題がある、図工室に忍び込む。

「何人も、見たって言うけど、僕は、その話しは、ウソだと、思ってる。……………見たのなら、その話しを流した、奴らが、影男だろう！？どうせ、見てないで、話しを大きくしたんだ！！なら、僕が見てきてやる！！」

何人かの、友達が、見たと言うけど、僕は、信じず、影男を見てやると、断言し、図工室に、忍びこんだ。

「…………何も居ないな？時間は………16時40分。そろそろかな？」

図工室には、事前に、小さな窓の鍵を外していたので、楽に侵入出来た。

周りを見廻す。

粘土で、出来た人間の子どもサイズの右手が、沢山あり、また、不気味な、彫刻像がある。

「出てくるなら出てこい！！影男！！！！勝負しろ！！」

彼は、そう怒鳴る！！

「……………3、2，1！！よし、16時44分だ！！出てこい！！」

再度、怒鳴る！！