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夕焼けの影
図工室に、夕焼けが入る。
もう少しで、夏も、終わる。
嫌いなセミを見るのも、あと少しで終わる。
「?」
何も、起こらない。
やはり、ウソだな!!
「…………やっぱり、ウソだったんだな。騙された!!」
16時44分に、「影男」が現れると聞いていたが、何も起こらない。
自分の影を見る。
試しに、身体を動かすが、何も、異変はない。
「…………帰るか」
そう思い、ドアを開けようとする。
ガシッ!!
「うわわぁ!?」
左足が、なにかに、ぶつかった。
派手に転んでしまう。
「イテテ!!なんなんだ!?」
左足を、見てみる。
すると、黒い手?が、僕の足を掴んでいるではないか!!
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