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「えっ?」
「いいから、こっち」
彼が手招きする方向に行くとそこも
どうやらパワースポットのようで
「これ、この石、健康のなで石っつって
はじめに願いを込めて手で石をなで、
次にその手で体の悪いところをさすると、
ソコが治るんだと」
「へー、そうなんだ」
「だから、なっ、アタマ、撫でてみ」
「…⁈」
「最近、仕事が忙しかったんだろ?
疲れてるんだよ」
もしかして…
頭がおかしくなったと思われてる?
ひどい…!
ほんとに、カエルが喋ったんだってば!
…でも、カエルの姿が消えた今、
何を言っても説得力無し
私は素直に
「わかった」
頭をナデナデ
も一度、ナデナデ
彼に「もうイイんじゃね?」
と言われるまで摩り続けた
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