3人が本棚に入れています
本棚に追加
私の魔法
き、緊張してきた…「ほ~ら、リラックスリラックス~!」目の前には杖を構えたフィアンマ先生が…
~遡ること5分前~
「あの、魔法ってどうやってわかるんですか?あと、どんな種類があるんですか?」「その人の使う魔法がわかるような魔法があるの。それでわかるのよ。あと、魔法の種類は数えきれないほどあるの。でも、ざっくりとわけることはできるわ。『太陽』そして『月』。月の方がレアね。あと、ほとんどの魔法は太陽からの派生で出来ているわ。例えば太陽の熱から炎。そして炎が生まれるための木、石。月だと星とか闇とか?まあ、こんな感じで魔法があるのよ」「ふぅん」なんか難しくなってきた…「じゃあ、行くよー!」「ちょっと待ったぁぁぁあ」
で、今に至る。「なんでそんなにガッチガチなの?普通わくわくするものじゃない?」先生呆れ顔。い、いやそ、そういわれても…「ふぅ、準備はいい?」「ちょちょちょちょっと待ったぁぁぁぁ。まままだここ心の準備がぁ」「あなたもうこのやりとり5回目よ?本当にそろそろいい?」「うっ、はい」「じゃあ行くわよ」「Accertarsi」先生が魔法を唱えた瞬間!杖の先から様々な色に光る光の筋が私を包み込む。赤青黄緑白紫黒紺。なんか虹みたいだなぁ。とぼんやりと思っていたらある光の筋が私の体に入っていった。他の色はその場でパーンと弾けた。そして花火の終わりみたいにキラキラと落ちていく。
胸の辺りが黒と金で染められる。先生は満足そうに頷いている。「これであなたが使う魔法がわかった。あなたが使う魔法は」ドクドク「星よ、思ったより珍しいの選んだわね」星、私が使う魔私の法。まだ実感がわかない。「よし!次!!」??次?「次?何やるんですか?」「お次は魔力測定ー!」先生が高らかと宣言する。まま魔力?「何のために測るんですか?あと、魔力ってなんですか?」「また説明しなきゃならないわけ~?」「お願いします!」全力で懇願。
「あなたはいずれ魔法学校にはいるの。魔力の強さはランク付けされていて、あなたと同じくらいの魔力の強さをもつ人と習うの。そのために測るのよ。魔力が強い人と弱い人じゃ全然違うからね。教え方も変えなきゃいけないし…あと、魔力っていうのはねあなたは日本人だったから…えーっと。あ!日本で言う『運』みたいなものねぇ」「そうなんですか!?」「そう、その『運』が強ければ強いほど魔力がたくさんあるの」や、やばい…私全っ然運が無かったのだが…例えば、通学の時に赤信号に高確率で引っ掛かったり、おみくじをやると必ず大凶か凶がでたり…「まあ、とりあえずそのままでいいからやってみよー!」
最初のコメントを投稿しよう!