🐬七海とマーレ🐬

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さてと、今日も撮るわよ~! アタシは、いつも通り ビーチをデザインした壁に囲われた 自宅の裏手にある、屋外プールに向かう。 8f936d15-c1fe-4df3-a4d9-ed7f34891045 アタシ 七海 珊瑚 (ななみさんご) 「マーレきゅん、今日は ピンク色の水着にしてみたわよ~♪ って…あ、あれ?」 大きな海水プールを イルカのマーレじゃなくて たくましい人間の男が泳いでる… 青年 「…!」 空色の髪のたくましい青年は プールサイドから、あがってきた! アタシ 七海 珊瑚 (ななみさんご) 「は、裸…!?」 アタシは慌てて、持ってきていた 紫色のタオルを青年に投げつけ 青年 「…」 それを受け取った、青年は腰に巻きつけ 片手を胸に置きこちらを見つめてくる… 97a3a5d2-4293-4f5d-aa26-79c2b8ee57c2 よくみると、この男… 瞳の色がマーレと同じだわ。 アタシ 七海 珊瑚 (ななみさんご) 「で、でも…もし、そうだとしたら… いったい…なんで…」 アタシは、青年に背を向けて 少し考え込む… 1623b84f-c382-4d82-a6ee-56fe037028b2 アタシ 七海 珊瑚 (ななみさんご) 「…!?」 少しして、気配を感じて 振り向くと、男がすぐ背後に立っていた! マーレ 「オレだよ、イルカだったマーレ!」 アタシは、青年を見上げる… アタシ 七海 珊瑚 (ななみさんご) 「そ、そんな簡単に信じられないわ! そんなに言うなら ドルフィンジャンプ、してみなさいよ!」 男は、ニッと笑い頷いて 腰に巻いていたタオルを外し プールに飛び込み、深く底まで潜っていって… バッシャアァーン! 海面に高く飛びあがり、太陽と重なった 彼のシルエットが一瞬だけ、イルカのものに見えた!
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