秋の夜長に

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ガゾリンスタンドでアルバイトしている時に初恋の人に会った。 しかし助手席に乗って男の人が運転していた。 向こうは自分の爪を研ぐのに夢中で自分のことも気にしてない。 彼女は高校時代から変わってしまっていた。 清楚な黒髪で、爪なんか伸ばさない真面目な彼女だった。 しかし今の彼女は髪の毛を茶髪に染めておりいつも笑顔だった顔はつまらなそうな表情で運転手である交際相手である男の話を聞いている。 口元のほくろは健在であるが、それ以外は変わっていた。 8年の流れはどうしたのだろうか?なぜ彼女を変えてしまったのだろうか? 秋の夜長にそう思った。
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