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「甘みとは夫れ則ち幸なり。」
口いっぱいに広がる、強烈な甘み。
その衝撃を その感動を
そのひとときを
少しでも長く、長く続かせようと
欲張りな人間が、
その甘みを極限まで閉じ込めた
叡智の結晶こそが、飴なのである。
ときに 甘酸っぱいイチゴの果実を
ときに 爽やかなミントの香りを
ときに 濃厚なやさしいミルクの味を
小さな1粒は届ける。
大きな幸せをーーー
今を嘆く全ての人に
ひと時だけでも、救いの飴を
彼らの口に投げ入れたい。
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