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チャプター00
「このみ」
「理仁」
今夜も年下の彼は、部屋に入るなり私を求めた。いや。求めているのは私の方だ。理仁はそれがわかっているかのようなタイミングで家に来てくれる。
キッチンに立つ私を、理仁が背中から優しく抱きしめる。そのまま上着をたくし上げられ、ブラから解放された胸を撫でられる。理仁は私の欲しい言葉を耳元で囁き、欲しい所に指先で触れる。
「んん」
声が出てしまわないように指を噛む。足の力が抜けて、崩れるように両膝をついた。シンクの洗い物が音を立てる。私は後ろ向きのまま理仁を中まで感じて、腰を揺らしその場で果てた。
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