旧校舎の空き教室

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旧校舎の空き教室

担任は、ケントを、旧校舎の空き教室の清掃を、毎日させた。 今の時代なら、体罰扱いだろう。 だが、ケントは、気に留めない。 めんどくさい。 担任と、会話するのが、しんどいので、とりあえず、空き教室を清掃するのが、毎日の日課だ。 「…………えっと?この、4年4組の掃除だったかな?」 この旧校舎には、ほとんど、誰も近寄らない。 新校舎と旧校舎。 何故か知らないが、旧校舎には、とある噂話しがあった。 お化けが、現れると、言われていた。 「…………お化けなんて、いないよ。だって、毎日毎日毎日来て、掃除するけど、全然見たことない!」 ケントは、お化けの存在を、否定する子どもだった。 「…………さてと。早く終わらせよう!」 まず、教室に、入り、窓を開ける。 ブワッ! ホコリ臭い!! 「ゴホッゴホッ!!ひどいな〜。この教室、掃除する意味あるのかな??」 そう思って、窓から、掃除をする事にした。 上から下。 毎日掃除をしていて、身につけた、やり方だった。 今日も、これでいいだろう。 そう、思っていた時、とある品物を見つけた。
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