死んだあなたは今どこに?

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 「おかあさん?」   そういっても振り向かない彼女は、真っ白な部屋から出ようとしていた。 「出ないで!やっと会えたんだよ!」  そういったら、やっと口を開いた。 「あなたからみたら、ダダの犯罪者でしょ。」 「変なこと言わないで。あなたが生きている時は、呼び捨てで言ってくれたでしょ!」 「そうだね。でも、今は違う。私と同じ年だし。」 「でも、私がが10歳の時、いなくなってから、今日で初めて会えたんだよ!」 「そうだね。だけど、君が私の近くにいると黒幕に消されるよ。」 「夢の中ならいいでしょ!」 「ばれるよ。」 「何で。」 「見ればわかる。」 「もう少しで目が覚める。」 「明日、来な。」 「うん。」 「じゃあ。」 「じゃあ。」  明日、どんなことを話せるかな。
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