朝食にはいつものパニーノを

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 とはいえ、仕事となれば全力で当たるのが俺の流儀だ。  協力者を通じてターゲットの予定を完璧に把握。狙いやすいタイミングがあればロケーションを確認し、襲撃から逃走に至る動線を頭の中でいくつも組み立てる。  そうして俺は、万全を期した上で仕事に臨んだ。  だが俺は、こともあろうに仕損じてしまう。  狙撃の瞬間ふと身を屈めたターゲット。銃弾は奴の頭上を掠め、そして俺は天を仰いだ。
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