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はあ…残念だなあ…私は、お店から出て
川宿駅で、他のマニアックな
お店があるか探していく。
ん…あの、黒マスクの長身男性
メガネをかけてはいるけど…
くせっけミディアムだし
髪の色とか背丈、肌の色も一致してる!
宮ノ浦 喜介さまだ!
彼のグッズを集め、ドラマで良く観てるから分かる
まさか、推しがこんなところにっ
私は、いても立ってもいられず
その男性の後をこっそりつける…
どれくらい歩いたか、その男性は
タクシーに乗ってしまい
私もタクシーに乗り、あの人が乗った
タクシーの後を追いかけるよう
運転手さんにお願いした!
運転手
「え、あ…はい!かしこまりました!」
私が乗ったタクシーは
喜介さまが乗ったタクシーを追いかける。
なんだか、犯人を追う刑事さんになった気分♪
数時間で海辺の、白い家の前で
あの人のタクシーが止まり
私が乗ったタクシーも
時間差で、同じ場所にたどりついて…
彼が、タクシーを降りたのを確認した後
私もタクシーから、料金を支払い降りる。
白い家の向かい側は森ね…
私は森を背にしながら、白い家を見つめた。
ここが、きっと彼の…//
私は、さっそく家の門をくぐり
まずは裏側に回り込んでみる。
へえ…裏庭には石壁に囲まれたプールがあるのね…
ふむふむ…この石壁、コンクリートに
薄い割れ石を貼り付けて作ってあるみたい。
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