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「はぁ、まあいいわ。お陰様で目を覚ませたけど」
それでもパジャマ姿のヴェロニカは今でもうとうと首が傾いている。セドリックは呆れた声で懇願した。
「頼むぜヴェル、今日から出発するんだろ?着替え済ましてまず1つ目の闇槍ベルモンドを回収しに行くんだろ?」
「……わかったわよ…………ふ、わぁぁ……」
「(おいおい、大丈夫かこのババア…………やっぱり2000年前の超大戦のせいで力がまだ完全に取り戻して無さすぎる…………これじゃ見た目が老いないただの老人みたいなってるぞ……)」
「セディ…………そこの棚にニーソあるから……取ってぇ…………」
「へいへい……ってなんで俺が取らなきゃ行けねぇんだよ、自分で取れよ」
「届かないし、魔法使ったら私また寝ちゃうけど……」
「はぁ?そうはならんだろそうは!!」
「なってんの、お願いセディ。あっ、ついでに履かせて欲しい」
「っ!てんめぇ、俺は眷属だが奴隷じゃねぇっつーの。………………ほら、足だせ、履かせてやるよ」
「うふふ。ありがとう、セディ」
魔女は優しく微笑んだ。渋々セドリックは彼女の膝の真ん中までニーソを伸ばした。
「あれ、ヴェル今までタイツだったのにいつの間にニーソに入れ替えたんだ?」
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