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予想しなかったセドリックも彼女のモデルのような足につまづき倍の体重が彼女の上に乗っかった。
「お、おいヴェル…………無事か?」
「やばい…………セディ…………」
「ああやばいな、せっかくカッコつけたのにこのザマだ」
「今ので腰がパキッたかもしれない…………」
「はぁっ!?今ので!?」
「とにかく降りてくれないかな……?っていだだだだだだだだだだぁっ!?!?」
セドリックはヴェロニカの体から降りたが両手で腰を重力を魔法で少しだけ加えながらいじめのつもりで2秒だけ押し込んだ。
「コノヤロウ、カラスのせいにしやがってお前腰がもろいんじゃボケがァ!!」
「………………」
「どうした急に黙って?」
「せっかくかっこよく出ていくために稲妻の魔法と嵐を起こす魔法で雰囲気作ったのに台無しになっちゃった……」
「ほう、あれは全てヴェルの仕込みだったということか。というか普通門でやるだろ!なぜたった散らかっているババアの部屋でやったって映えねえだろうが!」
「うっさいわねぇ!!とりあえず手貸してよ!」
「へいへい、お掴まりくださいませ」
セドリックは彼女の前に立ち、手を拾い上げヴェロニカを立たせた。
「あら、セディ。少し背が縮んだんじゃないの?」
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