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「あっ、入学式が始まった」  隆は時計を見た。 「あ~あ、どうしょ。隆のせいだからね」  里香は、隆のブレザーのボタンをつけている。 「まぁー、いいじゃん。俺達は、二年生だから関係ねぇじゃん」  隆は、前髪をかきあげた。 「はい、出来たわよ。もう~、それだから。いけないわよ」  里香は、隆にブレザーを渡した。 「どないにするな」  隆は、ブレザーを羽織った。 「今から、行くわよ」  里香は、隆の手をとった。 「分かった。分かった。走るぞ~」  隆は、走り出した。 「待って」  里香は、言いながら走っている。  そして、体育館に着いた。
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