生きる

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この世界にすこしでも 爪痕を残そうと足掻いていた あの頃の僕はもう居ない だけどもう不安はない 築き上げた歴史も 地位も名誉も人望も いつか 儚く 忘れられる それでもいい 僕の生きた意味は きっとここにある 今を楽しんだっていいじゃない 楽をしたっていいじゃない 誰にも覚えてもらえなくても 1人で最期を迎えても 僕が生きていてよかったって そう思えるように 悔いのない今日を 僕は(つく)ることにしたから。
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