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｢えっと…
龍谷君ですか？｣
｢………｡｣
｢あの～…｣
こ､この人…
入って来るなりあたしの顔ずっと見てんだけど!？
何？なんなの!？
それに､手紙の内容と全然雰囲気が違うんだけど!？
｢も､森宮さん!!｣
｢は､はい!!｣
あたしは龍谷君の大きい声につられて
つい､大きな声で返事を返してしまった｡
｢森宮さん!!
俺､森宮さんのｺﾄずっと好きでした!!
俺と付き合ってもらえませんか!!｣
｢………｡｣
｢ッ………｡｣
｢………!!!
えｯ――――――!？
あ､あたしと!？｣
｢うッス!!｣
｢…ご､ごめんなさい｣
｢あの､いきなり恋人じゃなくてもいいんです｡友達からでもいいんで!!｣
｢…と､友達なら別に｣
｢ほ､ほんとですか？
俺､まじうれしいッス｣
そしたらいきなり龍谷君が抱きついてきた｡
｢うれしいッス!!
うれしいッス!!｣
うっお―――!!
つ､つぶれる～
だ､誰か｡
たすけて～…半泣
ガラララッ!!
｢おい!!
ﾗﾌﾞﾗﾌﾞなとこ邪魔して悪いけど
そいつ死ぬぞ？｣
だ､誰？
あれ…
この人どこかで…
………｡
あ!!
ｽﾄｰｶｰ事件の時に助けてくれた人だ｡
しかもこの学校の生徒!？
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