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「フッ、俺に喧嘩売るなんて間違ってんだよ」
「…そ、そこまで言わなくてもよかったのでは?」
「あんた…
森宮さんまで俺に逆らうわけ?」
「そういうわけじゃないけど…
いや、そうなのかな…
ん~…」
「ブハッ!!
森宮さんってほんとおもしろいね。アハハ」
えっ!?
この笑った感じ前にもどこかで…
「あの!!
名前何て言うんですか?
あと何年生でクラスはどこなんですか?」
「えっ?
俺が誰なのか気付いてなかったの?」
「はい、全然」
一瞬カッコイイお兄さんの表情が曇ったように見えた。
でもそれは一瞬そう見えただけですぐに意地が悪そうな顔に戻った。
「ふ―ん。ニヤニヤ」
「なら俺を見つけてみな!!」
「べ、別にそこまでして見つけようとはおもってません!!」
「ふ~ん…
可愛くないコト言うんだ」
くっそぉ…
なんか
あたしが逃げてるみたいで
く、くやしい!!
「分かった。
明日のうちに見つけだしてやるから覚悟しろ!!
じゃあな」
そうしてあたしは帰った。
なんであんなコト言っちゃったんだろ…半泣
いや、これはもう仕方がない…
必ず見つけだしてやる!
メラメラメラ:炎
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