61人が本棚に入れています
本棚に追加
「なんだテメェは?」
「ぁの~
け、喧嘩はよしたほうがよろしいかと…」
「うっせぇ!!
関係無いヤツは引っ込んでろ!!」
ガッ!!
龍谷君は天道君を殴り飛ばした。
「天道君!!」
あたしは天道君の元へ駆け寄った。
「天道君!大丈夫?」
「………。」
「天道君!?」
「ボソ…ッのヤロー」
「えッ!?」
すると天道君は立ち上がり
眼鏡を投げ捨て
前髪をかきあげ
龍谷君に向かって
肩で風をきりながら
ドスドスと歩き出した。
その姿を見たあたしと龍谷君は固まってしまった。
なぜなら…
ストーカー事件や
龍谷君に潰されそうになった時に助けてくれた
あの
意地の悪い & カッコイイ
お兄さんが天道君だったからだ。
最初のコメントを投稿しよう!