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わたし
花野 優愛柰
「いやだ!離して!離しなさいよ!
だ、だれか…誰か!助けてーっ!」
男A
「いくら叫んでも
こんな時間に、誰も来やしないさ!」
男達に連れていかれそうになった時
サラリーマン風の男性が駆け寄ってきた!
サラリーマン
「お前ら!彼女が
嫌がってるだろ!離してやれよ!」
わたしより、いくぶんか若く見える…
男A
「んだ、てめぇ!」
男B
「邪魔すんじゃねぇよ!」
2人組の1人が、サラリーマンの
青年に殴りかかったんだけど
青年は、スッと避け
男を軽々と背負い投げした!
男A
「うぎゃ!?」
男B
「へ!?え!?」
もう一人の男は、宙を舞う仲間と
青年を何度も交互に見てる…
男A
「ってぇえ…」
地面に背中を打ち付けもがき
もう1人は、サラリーマン風の青年から
ただならぬ殺気を感じたようで
慌てて逃げていった!
青年
「お嬢さん、大丈夫ですか?」
その青年が手を差し伸べてきて…
わたしは、その手をとりベンチから立ち上がる。
男A
「くそぉ!」
背負い投げされた男も、逃げ去っていく。
わたし
花野 優愛柰
「あ、ありがとう…ございます…」
わたしは、一礼した…
葉山 巧斗
「いいんですよ…
おっと、失礼…
僕の名前は、葉山 巧斗。
この公園を抜けた先の
住宅街に、僕の家があって…
ちょうど、ここが近道になってるんです。」
それで、ここを通りかかってくれたのね。
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