🍁夜逃げ🍁

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今日、電気水道が止められてしまった 冷蔵庫も、これでは使い物にならない。 もちろん税金も、何も払えてない状態… 秋の夜長に、わたしは 暖かい格好で夜道へ飛び出す。 どこか遠い所へいかないと… わたしは、あてもなく夜道を歩き どれだけ時間が経ったのか もう、夜の11時は回っていそうで 初めてくる場所にたどりついていた。 出入口の看板には、モミジ公園と書いてあって わたしは、その公園の中に入る。 4b89017a-2dbc-4480-b6f0-8b7befed1b62 公園は大きくて、先には初めて見る住宅街もある。 今夜は、ベンチに座って夜を過ごすしかなさそう… 暖かい服装で来たは良いけど それでも、少し寒いわね。 公園のベンチに座り、頭上に降ってきた もみじを手のひらに乗せて眺める… モミジってほんと、秋になると綺麗に色づく… ベンチの背もたれにもたれ、うとうとしていると 人の話し声が聞こえてきた。 男A 「ギャハハ…そうそう!そんでサァ!」 声がした方に顔を向けると 二人組の男が歩いてきていた。 男B 「おい、見ろよ…こんな寂れた所に 可愛い女の子がいるじゃん!」 二人組が近づいて来たけど わたしは、無視する。 男A 「なあ、あんた…すごく可愛いし 俺達が遊んでやるよ!」 無視しても、話しかけてくる… 男B 「もう、無理やり連れてこうぜ! この公園を抜けた先は、住宅街だけど その裏道に良いラブホがあるんだ!」 男A 「ギャハハ!それいいな♪」 男達に腕を掴まれ わたしは、必死に抵抗した!
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