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わたし
花野 優愛柰
「あの…た、助かりました…」
なに、このイケメン…//
葉山 巧斗
「帰らないんですか…?」
我に返った、わたしは視線を地面に落とす…
わたし
花野 優愛柰
「帰るところは、無いの…」
そのまま、うつ向いていたら
手をそっと握られたっ
葉山 巧斗
「ここでは、風邪を引きます…
僕の家に、案内しますよ。
また、変な男達に
絡まれたくは無いでしょう?」
わたしは頷き、葉山さんの温かい手を
握り返しながら一緒に公園を出て…
住宅街へ向かう。
わたし
花野 優愛柰
「どの家も…高そう…」
住宅街に入ると一戸建てが
たくさんあって、わたしは回りを見回す。
葉山 巧斗
「もしかして、この辺…
初めてですか?」
わたしは、もう一度頷く。
わたし
花野 優愛柰
「ええ、まあ…というか
さっきの公園も初めてで…」
葉山さんに顔を向けると
微笑みかけられた…//
葉山 巧斗
「そうでしたか。
あ、ほら…もうすぐつきますよ。」
住宅街を進んで、奥の方に
藍色の大きな2階建てが見えてきた!
わたし
花野 優愛柰
「すごい、大きな家…」
手を引かれながら、その家の前まで連れていかれ
繋いでいた手がスルッとほどけ
葉山さんは玄関のドアを開ける。
葉山 巧斗
「お先にどうぞ。」
わたしは頷き、玄関で靴を脱いで
スリッパに履き替え
家の中に入らせてもらったんだけど
自動で、室内の電気がついていった!
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