1人が本棚に入れています
本棚に追加
やぁ
数日後。
「いらっしゃいませー!!」
「こんにちは。ナオキさん?お元気でしたか?」
「佐潟さん!!お久しぶりです!!いつものコーヒーで宜しいでしょうか?」
「えぇ。それで、お願いします。それとなんですが、お聞きしたいことがあるのですが、宜しいですか?」
「?なんでしょうか?」
佐潟さんは、小さな声で、聞いてきた。
「…………お前、ナオキさんの偽物だな?他の、従業員も、お前の仲間だな??上手く、溶け込んでも、俺は、分かるぞ??」
オレは、ニヤリと、笑う。
「佐潟さん?これ以上、首を突っ込むと、死にますよ??」
「そうみたいだな?俺も、今日で、この街から、離れるよ。最期に、偽物と会ってみたかったからな。願いは叶った。……………もし、俺に危害を与えてきたら、完全に消してやるよ?覚えとけ。偽物」
「またのご来店お待ちしてます!!」
佐潟は、缶コーヒーを飲みながら、駐車場に停めてある、車に乗る。
「……………人の忠告は、聞くもんだ。さようなら」
佐潟は、車を走らせ、コンビニを去る。
「…………さて。次は、どうなるかな?」
運転しながら、佐潟は、つぶやく。
外は、チラチラと、雪が降り始めた。
「こんな、結果も、あるもんさ。次は、どんな、現象が見れるか、楽しみだな」
「午前02時02分のコンビニ」
話しの、ネタには、ちょうどいい。
彼らを救えなかったが、満足だ。
時代も、変わる。
人間以外の生命体に、この国を任せるのも、悪くない。
最初のコメントを投稿しよう!