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死者の道
「…………死んだ人間は、必ず、魂と呼ばれる、電子生命体という生命体になります。電子生命体は、死後の生命体として、辺りを、彷徨きます。ですが、稀に、凄い電磁力で、彼ら電子生命体が集まり、移動します。それを、「死者の道」と呼ぶのです」
空っぽになった、缶コーヒーを、佐潟さんは、鞄にしまう。
「死者の道!?それが、なぜ、死人が出ると、分かるんですか!?」
店長は、興奮しながら、早口で、佐潟さんに、聞く。
「…………死者の道。電子生命体は、新たな、肉体を欲する者が、多数いることが分かっています。このコンビニの土地は、電磁力が強すぎる場所なのですよ。だから、彼らは、このコンビニに、集まり、悪さを働くのです。そして、新たな肉体を手にするために、皆さんに、化けて、本人が現れたら、その人間に、なろうとします。早く、対処しなければ、電子生命体は、皆さんを、精神、肉体を狂わせるでしょう」
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