ヘンゼルとグレーテルと豆苗

あたしはグレーテルの親戚のおばさん……ではなく、魔女だ。
魔女ではあるが、呪文で何でも叶えられるわけではない。材料を揃え、魔法薬を作ることで魔法が使えるのだ。
「ふふ、グレーテルも年頃の娘に育ったからね。この子の生き血を使えば、あたしは若返れる！！！」
グレーテルの生き血を使って若返りの薬を作り、あたしは若い美女に生まれ変わった。

あたしは早速繁華街に向かった。恋人に会うためだ。