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「桐生さんが折ってたのとおんなじ感じに折ってましたよ」
「俺はただ、遠目に見た紙飛行機の形状から推測しただけだ」
そう素っ気なく桐生は言う。
「お前もそうなんじゃないのか。
自分が、おそらくこんな折り方だろうと推測したものが夢に出てきただけなんじゃないか?」
「そうなんですかねー?」
「しかし、なんでお前の夢に俺が出てくるんだろうな」
心底不思議そうに桐生は言う。
……許嫁だからですかね?
この人の夢に絶対私は出なさそうだな、と聡花は思っていた。
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