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初心者魔法使いが補助魔法で無駄に成長するまで
初心者魔法使いのダニエルは、冒険者志望だ。クエストで役立つ魔法を習得するため、魔法訓練所で練習を積む。
「攻撃魔法が調子悪いな。今日は補助魔法の練習に切り替えだ」
彼は戦闘で使える魔法の習得がはかどらない。マイナーな補助魔法は色々とできるようになった。
消臭魔法、洗浄魔法などあればいくらか役立つ技術も持っている。
講師は注意した。
「モンスターを仕留められないと、クエストにもパーティー戦にもならないぞ!」
「先生、分かっています! 手近な補助魔法からものにしていけば、盤石な戦闘態勢につながるので。卒業試験に向けて研究中です」
卒業試験がやってきた。講師が指示する。
「ダニエル、木製の的をモンスターとみなして攻撃するんだ」
ダニエルは杖から魔法を放ち、的を粉々にした。
講師は感心する。
「お前、やるじゃないか、合格だ!」
「先生! 木くずを生成する魔法です」
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