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俺は手を洗った。
「六本です。五本の弦のギターを弾く人もいます。ベースの弦は、一番多くあるベースの弦は四本です。でも、弦が五本のベースや、六本のベースもあります。二本の弦のベースを弾く人もいます。さらにギターも弦が十二本あるのがあります。弦が四本のギターもあります。八本とか十三本とか、三本とか色々あります」
カズが真顔で答えた
「色々あるのですね。俺、どれを使えば良いと思いますか?」
俺は笑顔でカズが座っているソファの向かいのソファに座った。
「ベースが良いかな。四本の弦です」
カズが両手の指を動かした。
「俺、あまり楽器を演奏したことがないので自信がないのですが」
俺は本当にそう思った。
「大丈夫です。あなたなら出来ます。僕に出来るのですから」
カズが笑顔で答えた。
「杉原さんはピアノが得意なのだ。プロ級だぞ」
編集長が接近して来た。
「本当ですか? だったらトリオで演奏しましょう。ドラムは編集
長で、キーボードは杉原さんで、ベースかギターが僕で、バンドを
組みませんか?」
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