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末っ子、受け男子は度胸
これが、肌を重ねると言うことか。緊張する身体を安心させるように、ビー兄さんか俺の身体を優しく包み込む。
「イト……大丈夫だ。優しくするからな」
俺の蕾にビー兄さんの指が入ってくる。
2人で寝てもまだ余裕のあるベッドの上で、服を脱ぎ捨てて抱き合う。
俺は仰向けになり、ビー兄さんが俺の上に覆い被さるようにまじまりあう。
「んぁ、あんっ」
「あぁ、かわいい。イト、かわいいね」
さっきまでイトたんイトたん煩かったのに、こんな時だけイケメン顔で俺の名前呼んでくるなんてっ!ずるすぎるぅ~~っ!
「こんな、のっ。バタフライバースって、こう言うの?」
こんなに甘々だったっけ――――――……。
甘く切なく儚げにじゃなかったっけ――――――……。
「そんなかわいい顔で見つめられたら、お兄ちゃん、止められなくなっちゃうな……」
何をだよ~~っ!!?
「んひゃんっ!?」
なに、この快感~~っ!?気持ちいいところをこんなに攻めてくるとか……ずるいってば。
「そこっ、ぜ、ぜんりっ」
「よく、知ってるね」
当たり前じゃぁ~~っ!こちとら腐男子!BL極めた腐男子!初めてだからってなめんなよ!?読み込みまくったわあぁぁぁ――――――!!
コリィッ
「んあぁっ」
でも実際こんなに気持ちいいなんて反則だあぁぁへゃうぅぅっ!!?
そしてビー兄さんが散々愉快そうに俺の前立腺を弄くっといて、今度は指を抜き挿しぃぃぃっ!!きもっちいぃじゃねぇかこのおぉぉっ!
びだんっ
「あでっ」
あ、やばっ。無我夢中で脚をじたばたさせれば、まさかの兄のおでこに激突した!?生態系上位者にすることじゃねえぇぇ~~っ!
いい雰囲気のところでなーにやっちゃってんの俺えぇぇっ!ヤバい……雰囲気台無しぃー……。まじコレ何コレちょっと泣きそう……
「あ、ごめっ」
「イトたんかわよす」
――――この兄は、何に萌えてんだ。ダメだ。まるで理解が追い付かない。
涙なんて、一瞬で宇宙の果てに吹き飛んだ。
「次は、こうして」
おでこが赤くなっているのをものともせず、ビー兄さんは口を蕾に近付ける。
おでこは?おでこはいいのか?冷やしたりしなくても……っ
「あぁんっ!?」
舌がっ!ビー兄さんの舌が俺にナカに入ってくりゅうぅぅぅ――――――っ!?
「んっ、んんっ」
そんな気持ち良さそうな声あげながら、何てことをぉぉ~~~~っ!!
「んっ、美味しいな」
俺の股の間から、ペロリと舌なめずりをしながら微笑んでくるビー兄さんは……何か悔しいけどカッコいいし妖艶~~っ!
「次は、こちらだ」
そう言いながら、ビー兄さんが俺の雄の象徴を掴む。
「ひゃ、あんっ!?そこもっ!?」
「イトには最高に気持ちよくなってもらわないとな」
そんな優しい笑みを向けてくれるなんて。
「……んもぅ」
この兄は。ブラコンで、変態で、でも優しくて。
ビー兄さんの口に吸い込まれるように、俺が包み込まれる。
どんどん気持ち良くなっていく……。
「あぁっ、やっ、らめぇっ、きもちよぐ、なっひゃっ!?」
まるで、そうしていいよと言わんばかりに、繰り返し、繰り返し……っ。
蜜を吹き出し、恍惚に酔いしれる。
蜂がこんなにカッコよくて優しくて、妖艶だったらもう、蜘蛛も卵産み付けオッケーしちゃいそう~~っ!はっ、の、飲まれるな飲まれるなっ!飲まれるところだっ、
ごっ
「ひゃっ!?」
蕾に押し当てられたカチコチな感触に、ビクンとなる。
見ればビー兄さんは上体を起こしており、さらにその股間から生える立派なものを押し当てている。時間が合えば一緒に風呂入ってるもの。知らぬはずがない。
比べてみて、泣きたくなった俺の思春期ぃっ!
「大丈夫、しっかり解しただろう?ほら、よく言うじゃないか。受け男子は度胸っ!」
「うぐおぁぁっ!それは確かに、だけども攻め男子には言われたくねえぇぇ~~~~~~っ!!!」
それが複雑な、受け男子心。
バタフライバース並みに複雑な、受け男子心。
だがそれは確実に、俺のナカに収まっていく。
「あぁ~~っ」
挿入って……、挿入ってくるうぅぅあぅぅぅ――――――っ!?
「あぁ、いいっ。イトのナカ、すごく気持ちいぃっ」
ビー兄さんが興奮しながら、俺の蜜壺のナカを満たしていく。
こんなに、気持ちいいなんて。ビー兄さんの蜜に満たされながら、酔いしれていく……。
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