776人が本棚に入れています
本棚に追加
「そっかぁ。
K大って、学部によっては、入試問題かなり癖あるからね。3年になってからは、その対策も必要になって来るよね」
「ですよねぇ。
親の会社継ぐんで、別にどこでもいいっちゃいいんですけど。学歴だけ必要なんですよね。
結局、経営学部で落ち着きそうですけど」
「コーヤくんちって、何してるの?」
愛羅は情報収集がヘタだから、今のうちに色々聞いとくか。
「Firstっていう、車関係の会社です。
愛羅センセイ、運転免許の合宿なら田舎のなんかじゃなくて、もっとグレードの高いコース紹介出来たのに」
不貞腐れたように、呟く。
えーーーFirstだって。
「っていう」なんて、謙遜もいいとこ。
超大企業じゃん。
「凄い!!Firstの御曹司なんだぁ。
知らなかったよ、愛羅そーゆーの全然興味ないからさ」
「……なんですよね。無駄なスペックです」
愛羅が、そーゆう肩書に釣られてくれればまだ見込みがあるのにねぇ。
「え、じゃあさ。
愛羅が免許取れたら、新車プレゼントすることになってて。
候補に上がってる車がどれも人気で、納車までにだいぶ時間かかるんだけど……」
そこまで言って、察してくれた。
「車種がもし決まったら、教えてください。
即納で手配出来ますんで。
モチロン、割引もさせてもらいます」
ニッコリと笑うコーヤくんは、可愛いだけじゃなくて賢くて使える。
なんだ、かなり好物件じゃん。
「あ、愛羅センセイには言わないでください?
あの人、うちが何やってるか知らないし気にならないの、なんか悔しいので。
聞かれるまで黙っておきます」
わーー、いじらしい。

最初のコメントを投稿しよう!