真夜中のバッドタイミング

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真夜中のバッドタイミング

「ママー。ねむれないー。」  小学生の娘が寝室のドアを開けた。  ……娘の足音に気づかなかった私達は、とっさの判断力もなくベッドの上で止まった。  戸口から入る廊下の明かりを背にして固まった娘は、しばらく後、急に気づいたように叫んだ。 「く……………  くだもの!!」  そして二階の自分の部屋に走り去っていった。
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