ケモミミホームズと懐かしい悪夢

11/15
前へ
/15ページ
次へ
「超~好みのイケメンッ」 「えっ?  そうだっけ?」  武井がイケメンでない、というのではなく。  好みのタイプだったっけ? と思ったのだが、ノリノリ状態の絵見は、 「あの人、何処の知り合いっ?  独身っ?」 と訊いてくる。 「たぶん、独身。  同じ職場の人……」 「じゃあ、警察官っ?  公務員じゃんっ」  安定してていいわ~と絵見は言い出した。 「そうか、よかったね……」  走る話は何処行った? と思いながらジョギングコースに行くと、武井は見知らぬ爽やかなイケメンと話していた。 「イケメンが二人に増えてるっ。  今日はいい日だわ、聡花。  あの人も知り合い?」
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

239人が本棚に入れています
本棚に追加