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もう2度と、独りになりたくない。彼にだけは、捨てられたくない。
所詮、自分は男だ。他に魅力的な女性なんて沢山居る。正直なところ、軽蔑されて捨てられてもおかしくない。
それでも――捨てられるのが、どうしようもなく怖かった。
だけど、龍馬の答えはいつも同じだった。
「当たり前じゃ。もうオマンに、怖い想いや寂しい想いはさせん。オレが傍に居るき、大丈夫じゃ」
ずっと誰も信じられずに、たった独りで生きてきた。泣き方すら忘れ、強がって生きてきた。
だけど、そんな暗闇の中で生きてきた陽之助を、眩しいほどに明るい世界に導いたのが――龍馬だった。
たとえ、この世の全てを敵に回したとしても、龍馬が味方で居てくれるなら、どんな困難も乗り越えられる。
一体彼と出逢って、どれだけ世界が変わったのだろう? どれだけ沢山のものを、彼は自分にくれただろう?
判らない。数えきれない。
「大好きです、昔からずっと――今も、そしてこれからも」

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