197人が本棚に入れています
本棚に追加
川中島
徳川軍が遠呂智の援軍としてやってきた。
徳川 「遠呂智の命令で民に手を出すのは忍びないが、今は仕方ない。耐えるのだ」
凶牙 「あなたにとって耐えるとは民を傷付けることなのですか?徳川殿」
徳川 「!?」
いつのまにか徳川の背後に凶牙が立っていた。もちろん誰にも気付かれることもなく。
凶牙 「罪のない民を傷付けようなんて心が痛みませんか?徳川殿」
徳川 「・・・・」
しばらく黙って徳川は頷いた。
凶牙 「今すぐ退いてはいかがでしょうか?まだ民を傷付けていないのなら善者からは非難はされませんよ」
徳川 「おぬしの言うことに理があるようだ。全軍撤退するぞ」
徳川の号令により徳川軍は撤退した。凶牙は徳川の説得に成功した。
凶牙 「あとは織田殿や馬超殿にまかせておけば大丈夫でしょう。私も退きますか」
凶牙は川中島を後にした。その後織田軍、馬超軍の活躍により民達は無事逃げることができた。
最初のコメントを投稿しよう!