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霧の深い森
妲己 「本来なら死ぬことになるんだけど…見逃してあげようか」
妲己は笑いながら言う。
凶牙 (何を考えているんでしょうか?とにかく今はそういう事にしといたほうが良さそうですね)
凶牙 「身に覚えがありませんが、あんまり仮説めいた事は他言しないでもらいたいですね」
妲己 「そうね、そのほうがめんどくさくないしね。それにいざとなったらあなた一人消すくらいわけないしね」
妲己はクスッと笑った。
凶牙 (気付かれるのが少々早いですね。だが…)
凶牙 「なら誤解をはらすために出撃しますよ」
妲己 「あらそう?じゃあ明日にでも頼むわ」
凶牙 「わかりました」
凶牙は微笑んで言った。行動が拘束されてしまいそうな凶牙だが、この時すでに次の作戦が浮かんでいた。対遠呂智軍の…
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