虎牢関の戦い

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風魔は凶牙の顔面めがけて右手で渾身の突きをした。凶牙にあたる直前に凶牙は左手で風魔の右手をつかんだ。 風魔 「くっ」 その手は風魔の手を力いっぱいつかんでいた。風魔の手からミシミシと音が聞こえる。 凶牙 「この腕使えないようにしましょうか?」 その時凶牙の体から紫色のオーラのようなものが出てきた。 風魔 「ぐっ」 風魔は左手の刄で凶牙を切ろうとする。だが凶牙はそれもつかむ。 凶牙 「くっくっくっ、両手とも折りましょうか」 風魔は凶牙からかなりの殺気を感じていた。さすがの風魔も死ぬかもしれないと思った。だがとうとう火は二人を包んだ。凶牙は風魔をはなす。 凶牙 「今は逃がす事にしましょう。楽しみが減ってしまいますから」 風魔 「楽しみだと…くくく後悔するぞ」 そう言うと風魔はこの場から去った。続いて凶牙も去った。なお、この戦いは火計を成功させ、勢いにのった反乱軍が勝利した。
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