古志城の戦い

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遠呂智 「ぐっ」 遠呂智は苦しむ。 凶牙 「フフフ誤算でしょう?まさか私がこんな力を身に付けていたなんて」 凶牙はなおもその攻撃を続ける。遠呂智は少しずつ弱っていく。 妲己 「遠呂智様」 妲己が部屋に来て凶牙に爆弾を投げ込む。 凶牙 「くっ」 凶牙はそれを右手で受け止めた。爆発したが凶牙には効かない。 遠呂智 「はぁぁ」 遠呂智は渾身の力で凶牙の攻撃を打ち消した。そしてそのまま鎌で凶牙を叩きつけた。 凶牙 「くっ、わずかな隙ができましたか」 凶牙の頭から血が流れる。 凶牙 「遠呂智様…苦しそうですね。さっきの技が効いてたのですか」 遠呂智は息が上がっていた。 妲己 「遠呂智様がこんなにも追い込まれていたなんて…」 妲己はこれほど攻撃を受けた遠呂智を見たことがなかった。それほど凶牙は力を持っていたのだ。 遠呂智 「驚いたぞ凶牙。お前がこれほど力を秘めていたとはな」 凶牙 「そうですか。光栄ですね」 遠呂智 「だがこの力は危険だ…」 遠呂智は凶牙を斬りにかかる。凶牙は後方に避けるが右腕にかすり右腕からも血がでる。 遠呂智 「我の責任として滅してくれよう。妲己、お前は手を出すな」 妲己 「…はい」 妲己は疑心ながらも返答した。なぜなら二人で戦ったほうが確実に凶牙を仕留めれるからだ。だが遠呂智の命令は絶対だ。 遠呂智 「行くぞ」 遠呂智は凶牙に襲いかかる。凶牙は力をかなり消耗していて素早い反応ができない。 凶牙 「むん」 凶牙は遠呂智の攻撃は真っ向から受けとめた。そのまま二人の打ち合いが続く。
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