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古志城
遠呂智は反乱軍が古志城に進軍してくると聞いて、1人で闘争心を高めていた。その時何らかの気配を感じある部屋の前に来た。それは遠呂智が凶牙を召喚した部屋だそしてその部屋に遠呂智は入室した。薄暗いこの部屋に凶牙は中央で立っていた。
凶牙 「待っていましたよ、遠呂智様」
遠呂智 「凶牙か…久しぶりだな」
遠呂智は妙に思った。
遠呂智 (力を感じる。凶牙からではない。なんだ?)
凶牙 「遠呂智様、私は貴方に対等する力を持っています」
遠呂智 「ほう」
遠呂智は身構えた。どんな攻撃が来ても対応できるように。
凶牙 「つまり…貴方を倒せるということです。」
凶牙は両手を地面に着けた。すると突然床から部屋いっぱいの巨大な魔方陣が表れ、それが光りだした。
遠呂智 「何!?」
陣は遠呂智の力を吸い取る。
凶牙 「お別れです…さようなら」
凶牙がそう言うと陣がさらに強く光る。
遠呂智 「馬鹿な、これほどの力だとは…」
そして遠呂智は消え、魔方陣も光を失った。
妲己 「遠呂智様!」
妲己は遠呂智の危機を感じ部屋に入ってきた。だが既に遠呂智はいない。凶牙が部屋の中央で座っているだけだ。
妲己 「凶牙…遠呂智様に何かしたの?」
妲己は少し怯えながら尋ねた。
凶牙 「封印しましたよ…私が」
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