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妲己 「嘘!?遠呂智様があんたなんかに負けるわけないじゃない」
凶牙 「事実です」
たしかに妲己は遠呂智がこの部屋に入ったのを見た。そして遠呂智がいないということは、凶牙の言っていることを認めざるをえなかった。
妲己 「遠呂智様がいないんじゃ…私達はもう終わりだわ」
凶牙 「じゃあ私が軍をまとめましょうか?」
凶牙の提案を聞いて驚いた。
妲己 (こんな男に大将が務まるの?でもそれしかないかぁ。どうにでもなれ)
妲己 「わかったわ。じゃあ総大将をやってね」
凶牙 「フフ、わかりました。では諸将等を集めてください」
妲己 「はーい、わかりました」
妲己は凶牙の命により城にいる主な武将達を集めた。
前田 「おぅ、あんたはあの時の」
伊達 「貴様、ここで何してる」
伊達は剣を凶牙に突き立てた。
凶牙 「まぁまぁ物騒な事はなしで、よく聞いてください。私が新たな総大将です。私の名前は凶牙と言います」
凶牙は微笑んでお辞儀をした。
伊達 「なんじゃと!遠呂智はどうした!?」
凶牙 「遠呂智様は死にました。まぁ死んだと言うよりも消えたというところですね」
一同は驚いた。目の前にいるこの優男がこれからの従うべき男だからだ
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