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上田城の外
凶牙 「さて、あとは趙雲殿らが上田城周辺から離れるまで手伝うとしますか」
凶牙は城内に再び現れた。
兵士 「何者だ」
曹仁 「何事だ?」
兵士 「曲者です!」
凶牙 「曹仁殿ですね。あなたの腕前見せて頂きたいのですが」
曹仁 「おぬしの目的はなんだ?それに正気か、これだけの数おぬし一人で相手しようというのか」
曹仁の周りには武将達や兵士達が集まっていた。
凶牙 「まぁ少しくらいなら抵抗できますよ」
そう言うと兵士達が一斉に襲い掛かってきた。凶牙は棒を構えた。
凶牙 「行きますよ」
凶牙の初の戦闘が始まった。凶牙は攻撃を一発当てて気絶させるだけで誰も殺さなかった。
兵士 「強ぇ、こいつ」
曹仁 「おぬしなぜ気絶させるだけなのだ?」
曹仁は唖然としていた。
凶牙 「私、殺生は好みません」
凶牙は微笑んで答えた。
凶牙 (そろそろ逃げたでしょう)
凶牙 「ではこのへんで失礼します。機会があればまた会いましょう、曹仁殿」
凶牙は忍者のような動きでその場から去った。
曹仁 「彼はいったい・・・・」
凶牙の目的は達成された。
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