詩-うた-

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『職権濫用-医師団-』 詞:怜 血液凝固作用が 疼きだしてる AB型の紅いDrinkを 求めて――。 手術適用判断を 下した医師 AB型の眼鏡をかけた 年齢不詳――。 診察カルテが 僕の脳に突き刺さる 注射器は 目の中に注入される 嗚呼― お願い早く治して? 僕の可笑しな性癖を… 早くしなきゃ喉が 渇くよ? 医師の言葉さえ 聞こえず 僕は一匹のDrinkを 貪りはじめる。 飲み干した後の 後味は悪くない。 決して悪くない。
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