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ジーナは女にお礼を言うと
小さく溜め息をついてラインに歩み寄っていった
ラインはまだ怒鳴っている
子供の母親らしき人が何回も頭を下げる
『‥‥ライン王子
どうかなさいました?』
『ジーナ姫!』
ラインはジーナがいることに今気づいたようだ
『いや‥‥
この子が
私の服に泥をつけまして
叱っていたとこです』
『え!?
たったそんなことで!?』
ジーナは少しオーバーリアクションで答えた
ラインが目を丸くする
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