第4章

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  だがリトは振り返った     『そうだ!  これ‥‥  ジーナの?』     そう言って差し出した手には あの日に無くした髪飾りがあった     『あ!これ‥‥‥  どこで?』     『この間  ジーナを送ったあとに  同じ道を歩ってたら  落ちてたよ  ジーナのかなぁ~  って思って  拾っておいた』     『ありがとう!』   嬉しそうに言うと髪飾りを受け取った     『どういたしまして    それじゃ  バイバイ』     そう言うとリトは背を向けて歩き出した     ジーナは背中に声をかけた     『またね!』     リトは振り返らずに手をヒラヒラさせると 通りのどこかに消えてしまった    
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