第4章

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  『え‥‥  じゃぁ‥‥  さっき聞こえた怒鳴り声は  ライン王子じゃ  なかったんですね  だって‥‥』     ここで一呼吸おく     『ライン王子は  右も左も分からないような  子供がやったことに  腹を立てたり  なさりませんものね。  それにその子のお母様も  謝ってらっしゃるし‥‥』     ラインが罰の悪そうな顔をする     『え、ええ‥‥  もちろん!  ‥‥‥ちょうど  そろそろ許そうかな  と思っていたところです』     ラインはそう言うと 動揺した様子でハハハッと軽く笑った     『やはりそうでしたか』     ジーナもにっこりする    
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