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冬の朝
2025年1月9日9時20分。
我が家の庭には鳥の水飲み場が置いてあるのだが、この所、朝には凍っている日も少なくない。
氷が薄い日にはすぐに溶けるし、私も寒いので放っておく。
氷がお日様でキラキラと反射し始めれば、すぐに氷は解けていく。
でも今朝は結構な氷が張っていると夫が8時に言っていた。
今、「冬の朝」というお題で作品を書こうとした時にヒヨドリがやってきた。
いつものように水飲み場で水浴びをしようとしていたが、まだ氷が解けていなくて、残念ながら、氷の上で羽をバサバサしただけで水は浴びられなかった。
野鳥の集まる団地の中の我が家の庭。
毎日来るのはヒヨドリとシジュウカラ。
ガビチョウとメジロもやってくることが多い。
最近は時々セキレイもくる。
カラスは勿論いるけれど、庭に水を飲みに来たりはしない。
多摩地区の団地は木が多いので、私の実家の佐久よりも家の近くに来る鳥の種類が多いのだ。
ヒマワリの種を冬の間あげていたことがあるのだが、昨今、団地内にネズミが増え、置いておいたら案の定ネズミが食べに来たのでこの冬はエサは無しだ。
もう少し日が当たって、氷が薄くなったら取り除きに行く。
手は冷たいけれど、鳥が水を飲んだり、周囲を水浸しにするほど激しく水浴びをするは生き生きとした鳥の動きをみるのにとても良い。
そうね。もう少ししたら氷を取り除きに行こう。
水のみの周囲が解けていれば、人間の私には氷をとり除くことができる。
それから、多分、リールホースの中の氷も解けているから水を足しておいてあげよう。
冬の朝の、私と鳥の共通の時間。
人間の私が勝手に楽しんでいるだけだけれど、鳥だって少しは楽しんでいる筈。
水のみの近くに植えてあるクリスマスローズは鳥の水浴びが終わった後は水やりをしなくてもいい位ビッショビショになっている。
冬の朝の私の楽しみ。
できれば氷ははらない方が嬉しいけれど、寒いのも一興。
氷が張った時にはそれなりに楽しいのだ。
【了】
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