ナイン【完】

1/475
前へ
/475ページ
次へ
「その手は何のためにあるの?」 危ない男に惹かれるのは十代までだと思っていた なのにどうしてだろう 初めてその目を見た時、 “今までずっとどこにいたの”と 思わず問いたくなるほど、 私はずっとあなたに会いたかったような気がした 別に探してなんていなかったくせにね、 失った幸せと引き換えに舞い込んできたのは、 寂しさにまみれた一人の男でした 「さぁ、人を殴るためとか?」 彼はまだ気付いていない 自分の両手がこんなにも温かいこと。

最初のコメントを投稿しよう!

88人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>