最果てシンドローム【完】

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———…コンコンッ… ———…「———…リ、」……「———…リ、」… 声がする… たぶんあれ、私の名前を呼んでるよね… ———…「———…リ、…———…た?」… でもいつも私の名前を呼ぶあの声とはちょっと違うような… ———…「———…リ?」… えーっと…たしかあの声は… ———…「———…リ?……入るよ?」 っ、ヤバいっ、叔父さんだっ———…!! 勢いよく目を開けて夢と現実の狭間にあった意識を無理矢理手元に手繰り寄せれば、それと同時にガチャッと部屋の戸が開く音がした。 「…あ、起きた?」 急いで体を起こしベッドで俯いたままの私に、優しい叔父さんの声が聞こえた。 「おはよう、マリ」 「……」 何で毎朝毎朝部屋まで起こしに来るかな… 「返事がないからまだ寝てるのかと思ったよ」 そう言いながらパタ、パタ、とゆっくりこちらに近付くスリッパの足音に、私は俯いたまま思わず眉間にシワを寄せた。 入っていいとか言ってないし… その足音の主である叔父さんは、こちらまで来ると遠慮なく私のベッドに腰掛けた。 「どんな夢見てたの?」 それ、高校生にもなった姪っ子に聞く質問なの? てか前にも言ったよね? 私はいつも同じ夢しか見ないんだってば。

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