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『約束だもんね!!』
これは、私の高校時代のクラスメイトだった１人から聞いた本当にあった話である。
彼には、幼馴染の仲の良い女の子がいたのだと言う。
そして、それは小学３年生の夏休み初日のことであった。
その幼馴染の女の子が、東京へ引っ越してしまうのだと言うのである。
当時の私達が暮らしている北海道に住む子供の中では東京とは、どれほどの距離があるものなのか？
想像出来なかったに違いない。
もう逢えなくなるのではと不安に思った２人は、とある約束をしたのだった。
『必ず、来年は、来年こそは２人で遊ぼうね！
○○君の家に、きっと遊びに行くからね。』
「うん、僕も楽しみにしているよ。」
２人は小指と小指をきつく結び合うと・・・
《ゆびきりげんまん、うそついたら、はりせんぼんの～ます！
ゆびきった！！》
・・・と仲良く楽しげな声で約束したのであった。
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